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“Global Heart”

~ Yogaでシンプル・ライフ from Greenwich CT ~

Yoga って。。。 #2

先日、友人のハイスクールに通うお嬢さんから、
授業のWellnessのプロジェクトの為のご協力を・・・と依頼されました。
「Yogaとストレス解消の関連性」について調べたいそうです。
ナカナカ、いいテーマではありませんか!


ストレスとは、心身に緊張をもたらすこと。
適度なストレスは、心身の成長を促す大切なものですが、
度合いを越すと、アンバランスを来たし、心身に悪影響を及ぼしてしまいます。

今年の夏、一時帰国した際に、龍村修先生が主宰されている指導者対象の講座に
参加する機会があり、修正法について教えて頂きました。

そこで、先生は、
「自分で自分のバランスに気づくこと、本人の自覚が大事」
「苦手なポーズに挑戦して、<痛快>を知ることが大事」と、おっしゃっていました。

痛快点は人によって違います。それを見極めるのは自分しかありません。

表向きに目に見えない歪みが、段々、目に見える歪みとなっていってしまう。
無意識にもっているものに気づき、修正し、うまくバランスをとっていくことが大事。

Yoga修行者のことをYogiといいますが、本当の意味は、
「自分で自分のことに気づいている人」のことをいいます。。。奥が深いですね。

YogaのポーズAsanaには、「心地良い姿勢」という意味があります。
姿勢の乱れは呼吸の乱れ、呼吸の乱れは、心の乱れ、生き方の乱れ。
Yogaは、難解そうにみえるポーズを通して姿勢を調え、
それが呼吸を、心を、生き方そのものを調えていきます。

自分のカラダを観察することを通して、自分と向き合う。
そうすることによって、自分のイキ<息>を知り、イキ<生き>を知ります。(笑)
  
アポロンの神託で有名なデルフォイの箴言に「汝自身を知れ」とあります。
ソクラテスはこの箴言に従い、自己を吟味するという活動を他者との対話を通して
繰り返しました。
Yogaはカラダを通して、自分と対話し、自己を吟味する活動をしているように思います。
そして、自分を学ぶということは、宇宙を学ぶことに繋がっていく…
深遠な世界へと誘われて。。。


今日のClassが終わった後、ある方が、
「いつもヨーガの後って、どうしてこんなに気持ちいいのかしら…大好き!」
とおっしゃって下さいました。
Yogaの素晴らしさは、カラダが一番よく知っていますね♪




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Happy Thanksgiving!

Thanksgivng Dayを目前に、辺りはすっかりHolidaysの雰囲気に包まれています。
道もお店も、何処も大混雑。
夕方、I-95の北行きはもうすでに大渋滞。大移動が始まりました。

娘の友達のお母さんは、親族が集まるから18人分のDinnerを用意するの…大忙しよ!
っと、大きい目を更に大きくさせていました。
Big Turkey Day!ターキーを食べて、フットボールを観ながら、居眠りして…が、
典型的な過ごし方だと言われますが…   
皆さんは如何過ごされるのでしょう?


一足早く。。。
写真は先週末、Hyatt Regency Hotelで催されていた「The Enchanted Forest」にて、
サイレント・オークションの為に寄付されたクリスマス・ツリーの数々です。その数、150余。
リースも50余。ジンジャーブレッド・ハウスも60位並び、甘い香りが漂っていました。
ネーミング通り「魔法掛かった森」にウットリです。

これはThe Junior League of Greenwich Communityが主催しているイベントの1つで、
全て、寄付とボランティアで運営されています。

自分のわずかな力が、何かの、誰かの、為になるのなら、
本当は、逆に自分を活かしてもらっている、力を頂いている行為ですよね。
アメリカでは、ボランティアをする機会も多く、また自然に参加できることに恵まれています。
日本もそうであってほしい。
子供達も普通に参加している姿を見ると、
ボランティア精神においては、宗教を越えて、アメリカを見習いたいといつも思います。

Happy Thanksgiving!


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アメリカ生活 | コメント:3 | トラックバック:0 |

私らしさって・・・

 「私らしくありたい」とか「私らしくない」というような言葉をよく耳にしますが、
一体「私らしさ」ってなあに?

 これには様々な面からのアプローチが可能ですが、今日は、二つの「意識」、
という面から捉えてみましょう。

 まず一つは、顕在意識から・・・
例えば、完全にリラックスし、意識が拡張した状態にある場合
(ヨーガのシャバ・アーサナでの大洋感覚のような状態)、
そこには「私」も「私らしさ」も存在しない。
「私は私である」という自己認識のためのバリアのようなものは
完全になくなってしまっています。
でも、意識ある状態では常に「私」が係わってくる。
「私」とは、社会の中で、或いは他者との関係の中で、様々な関係性の中で「私は私である」
というアイデンティティを得たいのかもしれない。
少しでも優れている私やよい私を求めるという欲望(自我の欲望)を認識することによって
<安心>するのが「私」であるように思います。
そのために、意識は自己認識のための、ある領域・枠を求める。
でも、求める欲望そのものは常に移り変わり、変化しているもの、
それは固定的な存在ではなく、形のないもの…
だから、「私」や「私らしさ」などとは、幻想なるものかもしれない。
 
 もう一つの側面は潜在意識から・・・
例えば、茶道のお稽古中、手順に従いお点前をしている「私」は、
時として意識をしているわけでもなく、勝手に動作をしているという、
「ただ在る」というような状態になる。
でも、自分は自他もなく、茶室という小宇宙の中で、
まるで宇宙と一体化しているかのような拡がりの意識の中にいるのに、
そこには確かに無くならない、隠せない、「私らしさ」が出でしまう。
指の動きや足運びにもお点前の癖をもつ「私」の存在。
癖という自分独自のものは意識なく出てしまう。それが「らしさ」かもしれない。
癖、あるいは傾向というものは、本来その人が持っている「素」の部分、「気」のような、
その人の独自のエネルギーから発しているものかもしれない。


 「私らしさ」とは、幻想である「私」が、安心してココに存在できるために
求めている顕在意識の枠(バリア)であり、
また、潜在意識下では天与の個性なのかもしれない。
そして、
観照者である独存する純粋意識には、「私らしさ」というものは、もはや、ない。


?・・・無知の知。
ここから始めましょう。ソクラテスが言うように。。。


秋も盛りを過ぎ、葉っぱはそれぞれに個性を深めました。
夏の間は、どの葉っぱも同じような色をしていたのに・・・。
散り行く葉っぱは、天与の命を、「私らしく」生きたかな。
そんな主張もせずに、大地に戻っていく。。。





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思う事・感じる事 | コメント:5 | トラックバック:0 |

Wainwright House

今日8日は立冬。暦の上では今が秋のピーク。
これからは一日一日と冬めいて行きます。

その通り!今朝、車に乗った時、気温を見ると・・・
来ました来ました、31°F /-1℃と表示されました。ウー寒い!
でもこれで寒いなんて言っていたら、冬に失礼ですよね。(笑)
今年は雪多いのかな。そろそろタイヤを換えておかなくては。。。


昨日はNY Rye、Wainwright HouseでのYoga Classでした。
終了後、隣接している海が、陽射しに照らされてキラキラ輝き、とても美しかったので、
敷地内をしばらく散策しました。頬を射す冷たい風が心地よかった。
Ryeの海

ここは1780年代に大富豪Wainwright一家が所有していた敷地なのですが、
とても不思議な空間です。お庭にあらゆる宗教のGODが存在しているのです。

今の建物は、J. Mayhew Wainwright氏が第1次大戦時に進駐していたフランスで、魅せられた17Cのシャトーに似せて、帰国後建てたと言われています。ホント中もお城のような造りです。
Wainwright House

今はHolistic learning centerとして様々なイベントが行われ、また、結婚式やレセプションに使われています。週末に結婚式でもあるのかな?昨日も海沿いのお庭にテントが用意され、準備が進められていました。

仏像
海を見つめる仏像。

インドの神
楽しそうに踊るインドの男女の神々。

ギリシャ風神
ギリシャ神話に出てきそう。

フランチェスコ
小鳥を両手に携えているから、きっとアッシジの聖フランチェスコなのでしょう。
人目につかないひっそりとした所に立っています。

オブジェ
不思議なオブジェ。
よーく見ると一番奥には男性に包まれた女性が立っているように見えます。
クリックして見てください♪

私が初めて訪れた6年前には鳥居のようなものや、マリア像もありましたが、
今は無くなっていて、花壇になっていました。
芝生の中に何だか不思議な形をしたものがありました。何かなーと眺めてみると、
それはWalking the labyrinth(迷宮園)でした。
ウー、近づくのは・・・次回にしよう!

気がつけば、寒さで身体の芯まで冷えてしまっていました。
でも、心の芯はなんだかポッカポカ。。。




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夜長に・・・

今年も残すところ、後ふた月となりました!

家の周りの楓の木々が、更に黄色や橙、赤、紫、金色…とそれぞれの個性を深め、
見るものの目を、心を楽しませてくれます。葉っぱのフレディの世界です。

Halloweenが終われば、お店はThanksgiving、そして早くもHolidayの雰囲気。
今年の締め括りが迫ってくる前に、ここで、気を引き締めていこう…と思うこの頃です。

夏時間も終わり、日暮れが早まりました。

私はいつも何冊かの本を同時進行しながら読む癖があります。
その時の気分や思考傾向で、本を手に取ってしまう為そうなってしまいます。

因みに、今開いている本を並べると・・・
『犬のしっぽを撫でながら』小川洋子さんのエッセイ集。
『アミターバ』玄侑宗久さんの世界です。
『西田幾多郎の思想』小坂国継先生の著書、何度も挫折しています。
『食べ物のメリット・デメリットがまるごとわかる本』、食べ物の薬効などの雑学本。
後、何度も読み続けている『海からの贈物』。

月に一度、NYのHarrisonで読書会があり、参加してもう5年以上になります。
一人で読み終えるのとはまた異なった趣があり、他の人の意見を聞くのは有意義な時間です。自分の凝り固まった思考傾向を是正するためにも…

いつもは短編集を選んで読んでいるのですが、
今年の春からは、上に記した『海からの贈物』Ann Morrow Lindbergh著を月に1章毎、
読み進めています。
吉田健一さんの名訳で、たいへん美しい日本語です。
他にも落合恵子さんのがあります。こちらは現代風の訳で読みやすいです。

1955年に書かれた本ですが、読み直すたびに新しい発見があり、気づきを与えてくれます。
20代で読んだ時、30代で読んだ時、その頃の自分には理解できなかった部分が、
まるで光が当たったように、文章がすーっと心に入り込んで来る時、
自分の内面がやっと熟して来たのかな…と思える瞬間でもあります。


……どれだけ多くではなくて、どれだけ少ないもので暮らすか。

……私たちは結局、みな孤独である。
ひとりでいるということを、もう一度はじめから学びなおさなくてはならない。

……この世にたったひとつのものなど存在しない。
あるのは、たったひとつの瞬間だけ、だ。

……中年は、ほんとうに自分自身でいられる年代なのかもしれない。

……現在よりもっと成熟した人間の繋がり、ふたつの孤独の出会い。

……所有欲は、美しいものを理解することと両立しない。


秋の夜長を楽しむ友として、女性には是非お勧めの良書です。

読書会に参加したい!と思われる方、大歓迎です。ご連絡ください。




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