コトことばの世界2009-08-27 Thu 23:56
今日のYogaクラスをもって、夏のスケジュールを無事終えることができました。
夏休みの間もご参加くださった皆さま、ありがとうございました。 今日から急に秋の気配… ![]() 来月より、また心新たにクラスを充実させて参りたいと思います♪ さて、前記事に頂いたコメントにあった「祈り」。。の言葉で触れた 押田成人さんは、カトリック司祭でありながら、草庵を開き、 農業生活をしながら、著作活動に取り組んだ方です。 著書にはたいへん興味深い言葉が沢山でてきます。 その中で、「出会い」と「しあわせ」についてこのように書かれていました。 出会いとは 意識の世界では見えないものを 感じて かえしてくれるもの ほんとうの出会いってそうかもしれない。 自分では知り得ないことを、出会いを通して気づかせてもらっている。 そう、意識化してもらい、導いていただいているようです。 しあわせというのは ある人の存在の前で、その人の神秘の前に自分を置いて、 その人自身も味わいきれぬその神秘に耳を傾けていることである。 すでに1つになっている。 これを仕えて合わさる、仕合せっていうんだ。 しあわせ→仕合せ→仕えて合わさること。。 奉仕して、他とひとつになること、それが幸せと。。 すると、2人の見ている世界、生きて預からせて頂いている世界が 1つの世界だという実感で溢れてくる…という。 この根源は、意識以前の存在の世界にあり、 過去も現在も未来の世界も全然入らない、 深みの響きを持つ永遠の世界にあるそうです。 それを「コトことば」の世界といい、 出会いとは本来そういう世界にあるのだという。。 そう思うと、出会い自体が神秘ですね。 すごく形而上的な世界ですが… 如何でしょうか。 今宵はハーフムーンがきれいに輝いてみえます。 ![]() Yogaに半月のポーズ(アルダ・チャンドラ・アーサナ)という 片手と片足で体を支える立位のバランスのポーズがありますが、 これは、半分の体でアンバランスな自分を自覚しながら保つことによって、 もう半分の自分に出会った時の安らぎ、一体感を得るためのものかもしれません。 こんな解説はどこにもありませんが。。^^ いつも半分の自分だから…、出会って気づかせていただくことが多いです。 いい出会いをたくさん重ねていきたいですね。 秋の虫が鳴き響く夜、半分の姿のお月様に親しみが湧いてきて。。 ![]() スポンサーサイト
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その3:手を合わせて2009-08-22 Sat 08:35
今回の帰国は、いろんな意味で…存在の確認。。
などと出発前のブログに記しておりましたが、 「お母さん、連れてきてくれてありがとう」 と娘は目をキラキラさせて、そう繰り返し言うのでした。 記憶の中の日本は3歳から10歳までの7年しかなく、 生の半分以上を異国で過ごしてきた彼女にとって 実のところ、日本=?、なのかもしれません。 実家で祖父と歓談し、古いアルバムを見たり、 お仏壇の前で手を合わせ、毎朝のお供えを整えたり、 親戚に会い、昔話を聞いたりして… 主人の実家では祖母と共にお墓の掃除をしてお参りし… しっかり手を合わせ、娘は何をお話していたのでしょう。。 ![]() Yogaでは手を合わせるポーズをよくします。 この合掌の形をアンジャリ・ムドラー(合掌の印)といいますが、 これは、「自分の中心に帰れ」ということを思い出させるはたらきがあるといわれます。 今回の帰国で娘は何度も手を合わせる機会がありました。 少しでも「自分の中心」に触れた思いがあったなら、 アンジャリ・ムドラーのはたらきによるものなのでしょうか。 ![]() 存在の確認。。などとは、ずっと生涯を通じて営んでいくことなのでしょう。 悲しい時も嬉しい時も、苦しい時も楽しい時も、そっと手を合わせ、 吐く息、吸う息を見つめながら、 自分の生命と大きな生命とがひとつに合わさった感覚を味わいながら その営みを続けていけたなら… 間もなく、大学の寮に入り独立する娘に 母の遺品のお数珠を渡そうと思います。 |
日本!その22009-08-21 Fri 14:50
![]() ![]() ![]() ♪兎追いし かの山~ 小鮒釣りし かの川~ 宇治市兎道(とどう)という地名があるのですが、昔、兎が駈け回っていたのでしょう。 ![]() いつも滔滔と流れる宇治川をみて育ってきました。 ここに来る度、帰・っ・て・き・た!という安堵感と共に侘しさを味わうのです。 遠く離れて生きてきたからでしょうか。 でもそんな場所をもてることって有難いですね。 ♪志を 果たして いつの日にか 帰らん 山は青き ふるさと 水は清き ふるさと いつ帰れるかな。。 ![]() ![]() ![]() 横浜・元町 12年ぶりでした♪ ![]() ![]() ![]() 東京湾の花火と東京タワーの夜景 ![]() ![]() ![]() ![]() 8月10日は台風9号の影響で大雨でした。 そんな中、Yogaのクラスにご参加くださいました皆様、お礼申し上げます。 「目を閉じているとGreenwichの美しい風景が浮かんできました。。」 「呼吸の状態、身体の響き、心の声を感じながら、今の自分と向き合うことができました。。」 「帰宅時には靴が一回り緩くなっていた^^。。」 等など、たくさんの感想を頂きました。 品川でのクラスはとても感動的でした。 ありがとうございました。 ![]() 地震 ![]() 9日の夜に続き、NYに戻る11日の朝にも。。 友人が、「地震はタダでエネルギーがもらえるんだよ」と笑っていましたが。。 やっぱりコワイですゾ。 ![]() 非日常の一瞬に我を省みて… そしておまけ。。 ![]() ![]() ![]() 喫茶去 また喫茶去^^ 京弁当を ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() またお会いしましょ♪ ラテアート おまけに… 帰りの機内食 タイトル「宇治川花火大会」でした! 心もお腹も、いっぱい感動の日本でした。 ![]() 帰国のおやすみをプレゼントしてくれた主人に感謝です♪ |
日本!その12009-08-20 Thu 21:53
![]() ![]() ![]() 日本からただいま! ![]() 楽しかった帰国の日々の記憶を反芻しておりました。^^ ![]() 日本でお世話になった皆様、素敵な時間を頂きまして ほんとうにありがとうございました。 共有するものがある方との再会とは、その後の 歩み過ごして来た軌跡の確認のようで、それによって 今の有様を改めて顕現していただける気がいたします。 自分の姿を自分では見れないし知れない。 会った人の瞳の中に映った自分に会って、 初めて、自分と出会えるのかもしれない。 お互いに。 人はひとりでは生きていけないから。 これは自は他に生かされながら在る、という証なのかもしれない。。 NYも短い夏の今この時を、蝉が元気いっぱいに鳴き誇っているこの頃です。 梅雨が明けたばかりの京都はほんとうに暑かった。。 ![]() 写真は地元、久しぶりに訪れた平等院です。 変わらず凛とした佇まいでした。 幼少の頃、庭でよく遊んでいたのですが、 (その頃は拝観料などなかったのですから…^^) 阿弥陀如来坐像の伏目がちな大きな眼がとてつもなく怖くて お顔を見れなかったことを覚えています。 何処を観ているのかわからないその眼は、とても穏やかで、 この世のものとは思えなかったのでした。 今、改めて拝見してみると、 それは現象を追っていない眼なのでした。 静かなその瞳はすべてを見透かされているようです。 坐り方もどこにも力が入っていない。。 瞑想するときのお手本ですね。^^ 蓮のお花が見事に咲いていました。 まさしく極楽浄土の世界。。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
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