あくがれ出づる2010-06-26 Sat 01:01
黄昏時、蛍が飛び交う時節に、
友人から和泉式部の和歌が添えられたメールをいただきました♪ もの思へば 沢の蛍も わが身より あくがれ出づる 魂かとぞ見る 「恋しくて… 思いつめ ふと目をやれば 沢を飛び交う螢の放つ光が まるで 恋しさのあまり 私の体から彷徨い出た魂のよう…」 といったところでしょうか。。素敵な恋歌。 ![]() 魂が肉体から、ふらふらぁと「あくがれ出づる(あこがれさまよう)」観念は、 平安時代の文学に深く浸透していたのでしょうか。 蛍の放つ光は幻想的な世界へといざなってくれるようです。 「誰そ彼(たそがれ)」の夕暮れ時に・・・ 義母の容態が思わしくなく、 27日より帰国することとなりました。 夏休みのYogaクラスに変更を伴う事態となり ご迷惑をお掛けいたしますが、 7月13日よりクラスを再開いたします。 この夏も心身すこやかにしなやかに、と参りましょうね♪ ![]() では、元気に戻って参りまーす! ![]() スポンサーサイト
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身体の声2010-06-09 Wed 20:50
![]() わたしの兄弟たちよ、 むしろ身体の声を聞け。 これは、より誠実な、より純潔な声だ。 身体はひとつの大きい理性である。 (ニーチェ『ツァラトゥストラはかく語りき』より) 呼吸 / \ 動作 ―― 心 Yogaの三位一体について、今週のクラスは復習をしています。 日常生活の営みでは、 なかなか頭を空っぽにすることは難しい。 心はあれこれと彷徨うことがお仕事である故に。。 そんなとき、 ニーチェの言葉にあるように、身体の声を聞いてみましょ。 生とはもっとシンプルだよ!と聴こえてくるようです。 アーサナ(ポーズ)や呼吸をしながら、 身体の動きを通して、心の状態を確認することから始めましょ。 どんなに自分の状態が乱れているかを観察します。 決して自分を否定したり、判断したりしないで、 素直に今の自分の状態を受け入れて。。 そして、ポーズをとり身体を動かしながら、呼吸をしっかり味わって。 これは忙しい心を静かな方向へをと導く練習です。 Yogaとは「全てのものとの一体感」。 鮮明に覚めた意識で身体を感じ取ることが出来たなら、 その身体はひとつの小宇宙になる。 それがYogaの考え方です。 今日は午後冷たい雨になりました。 ![]() 夏日は小休止のGreenwichです。 テーマ:モノの見方、考え方。 - ジャンル:心と身体 |
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