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“Global Heart”

~ Yogaでシンプル・ライフ from Greenwich CT ~

時代の行方

夏休み最後のクラスは、Yogaの手印チンムドラーより、
仏教の「三毒」についてのお話です。

・貪欲(とんよく)
 求める心。物、性、名誉などに執着する心。

・瞋恚(しんに)
 求める心が妨げられた時、実現しない時に湧く怒りの心。
 これは欲しいものを他が持つと嫉妬心になる。

・愚痴
 愚かさ。本能、欲望、野心のままの奴隷になっている自分の
 姿に気づかない無明の様。

これら3つの煩悩、三毒が、迷い惑い悩みを生む根本原因とされる。


 「物事は心に基づき 心を主とし、心によってつくりだされる」
                              (発句経より)
貪欲に支配され、怒り・嫉妬に狂わされて愚かな自分の心も
つまりは、自分の心がつくりだしたもの。
自分の心があらわれたものなのである。
この心に気づくことを「さとり」という。


このように説かれたお釈迦様の時代から変わらぬ人間の煩悩…
今の時代、より多岐にわたり複雑化しているように思う。

古代より釈迦のみならず孔子、ギリシャ哲学のストア派の哲学者
といった先人たちは『足るを知る』ことの大切さを説いていましたが、
今ほど、かつては神の領域分野だった生命の誕生から死までを
科学技術が介入しコントロールができる時代もなかった。

脳死と臓器移植をめぐる問題、クローン技術、
遺伝子操作、或いは出世前診断など…
人間は技術の進歩を手放すわけにはいかない中で、
有限な人間の生命に死への受容が益々難しくなる時代にあるのではないか。


哲学者、森岡正博さんが「生命観の行方」について日経新聞に掲載されておりました。

『何でもできるけれど、しない』ことを
どこまで自分のこととして受け止められるか。
『足るを知る』哲学が一人ひとりに、一層強く求められる時代に
既に入っています」と。


求めて得られるものが多く可能になった今の時代、
人間の煩悩もさらに膨らんでいく。

生命科学の技術の進歩はどう生命観を変えていくのだろう。
情報技術の進歩は人間の生き方、感性までもどう変えていくのだろう。

『足るを知る』はYoga八支則のNiyamaのふたつめの部門にあたる。
これは人間のあらゆる可能性を開発するとともに、
あらゆる幸福を実現する為の根本的な条件であるYogaの修行のうちのひとつ。
知足をいかに個々が習得できるか、
この重要性が問われる時代を迎えているのではないでしょうか。



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娘ごと

6月半ばから日本で夏休みを過ごしている娘が
いよいよ来週戻って参ります。

長野県白馬村のホテルでボラバイト
(ボランティア+アルバイトの造語らしい)
させて頂いておりました。
日本に住んでみたかった!
中から日本を知りたい!
と自分でこの夏を計画し、出掛けて行ったものの、
初めての場所で、ひとり如何するのかと
私は心配で心配でなりませんでした。。


初めての接客業に、戸惑い失敗を重ねながら
周りの方々に教えられ助けて頂きながら過ごしてきた様子です。
お皿を割っちゃった!お料理を落としちゃった!
ポットを引っくり返し熱湯でやけどした!
このときはホテルの支配人の方からお電話がありました。
毎日汗をビッショリかいて動き回った後、
美肌湯の温泉に毎晩浸り、お陰で減量できた!
娘の報告に一喜一憂している私でした。


こんなブログがあるよと教えてくれました。
白馬でリサイタル?!
こんな機会を与えて頂いて、
どこに行くにもいつもバイオリンをお供にしていてよかったね♪と
かなりの親ばかですが…^^
このようなカタチで遠くから娘の存在を垣間見せて頂き嬉しい母です。

ボラバイト仲間にフランスからの大学生がいて
マイナー・メジャーでフランス語を続けている娘には
彼の通訳にも役立ててこれも勉強になっている様子です。
偶然の巡り合わせ、出会いって面白いですね。
音楽はメジャーに選ばず、理系に進んだのですが、
たいへんでも続けてきたことに無駄は何もなかった!と
娘は自分自身そう思っているかしら。。


少しずつ手元から離れていく我が子を
頼もしくも嬉しくも、
もう私がしてあげられることって僅かな事しかないのかナ。
寂しくも有り難き、今年の残暑で候ふ。



さて!夏休みYogaクラスも残りあと2回となりました。
今日もたくさんのご参加ありがとうございました。
夏の良い締め括りができますよう、心身整えて
来たる新たなシーズンに向かいましょうね♪


テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

わたしごと | コメント:4 | トラックバック:0 |

暑中お見舞い申し上げます。

夏真っ盛り! 
皆さま、いかがお過ごしでしょう。


今朝は8時からGreenwichのビーチを歩いてきました。
空気の粒子が朝露でまだヒンヤリ、気持ちよかったですよ。
生まれたての太陽と会話しながら、ひと周りして参りました。
体の芯から汗が…
細胞もしっかり目覚めた後、Yogaで身体を隅々まで解放です!

友人宅で、
骨量や筋肉量、基礎代謝等を測って頂きました。
なかなかいい数値です。
体内年齢は21歳!と出ました。
まだまだ頑張れそう♪^^




プラトンは、肉体とは
魂を閉じ込めている牢獄だといいました。
魂の解放こそが哲学の仕事、と。
(ご興味ある方プラトン著『パイドン』をご参照くださいね。)
その言葉にかつて私は救われ、
魂をよりよく磨くことを第一義と。。

そして後に出合ったYogaでは
肉体はアートマン(真我)が住まう聖なる社として捉える。
牢獄と神殿。。どっち?

頂いたこの肉体、土に還すまで、
魂と同様、肉体もしっかりお世話したいと思います。




*Author:ディオティマからMakikoに変更しました*
 プラトン『饗宴』の中で恋の正しき道について説き
 「美の本質」について語る巫女様から卒業しました♪
思う事・感じる事 | コメント:2 | トラックバック:0 |
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