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“Global Heart”

~ Yogaでシンプル・ライフ from Greenwich CT ~

無の作法

禅の世界では、無は、
「ある」に対する「ない」ではなく、
有無の二元を超えた絶対の無を指す。

その無とは存在の否定ではなく、
存在しているが、現れていない状態をいう。
となると「ある」と「ない」は別のものではなく、同じもの。。
そう、有無は一如である。


有の方向に重点が置かれ、
無は有に対する相対的概念として捉える西洋的な思想の中で、
今回行われた禅の世界はどのように映ったでしょう。


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Hammomd Museum&Japanese Stroll Gardenにて、
表千家、裏千家、武者小路千家という流派を越え、
"Zen&Tea"をテーマにお茶会が催されました。

その中で私の師が"Tea without tea"というPresentationをされたのですが、
それは、お道具もお茶もないお点前なのです。
何もない中で繰り広げられる作法はまるで瞑想のようでした。

物はない。
型がある。
だから作法の中で精神の自由が生まれる。

時が止まったような、不思議な時間の中で、
無い道具が有り、無い湯煙が有り、
無いお茶が愛でられ、無い音が有り、
主客が一体となった空間が有りました。

「ない」静寂な一瞬一瞬の中に、
すべての「ある」が含まれている宇宙の充実を観ました。


お天気に恵まれた週末。。
ウシガエルの低音の鳴き声が響き渡る蓮池の周りで、
非日常のひと時を味わって参りました。



テーマ:モノの見方、考え方。 - ジャンル:心と身体

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この記事のコメント

『その無とは存在の否定ではなく、
存在しているが、現れていない状態をいう。
となると「ある」と「ない」は別のものではなく、同じもの。。
そう、有無は一如である。』


このコトバ しびれちゃいます。

不立文字の禅の世界。

『時が止まったような、不思議な時間の中で、
無い道具が有り、無い湯煙が有り、
無いお茶が愛でられ、無い音が有り、』


まさに、ですね。
2009-06-07 Sun 20:26 | URL | ヒコ #-[ 編集]
ヒコ様、ありがとうございます。

はい、まさに、です。

過去も未来もなく、ただ一瞬一瞬の今ココに
身も心も置いた師の精神力と呼吸力に感動しました。
Yogaも同じくして…
道に至る鍵は、まさに、呼吸力なのでしょう。
2009-06-08 Mon 12:29 | URL | ディオティマ #-[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009-06-09 Tue 12:32 | | #[ 編集]

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